Thongkee Restaurant ~ kokoguide

Thongkee Restaurant

「トンキー・パタナカーン（Thong Kee Restaurant）」

なんと!　このお店は1875年に創業された老舗なんです!　当初は王宮などがあるバンコク旧市街のエリアで開業し、評判を得たことで1957年になってスクンビット通りソイ14へ移転しています。現在はターミナル21の向かい側、BTSアソーク駅の真下、すなわちMRTスクンビット駅のすぐそばにありますので、アクセスも最高です。

トンキーは今も家族経営で、中華料理を中心としたメニューを楽しめます。創業者は現オーナーの祖父で、最初はヤワラー通りでアヒル肉が入った中華麺を販売していました。その味は代々受け継がれ、現在の4代目も同じメニューを提供しています。味は昔ながらのまま、どの料理も正確に調理していて、シェフが変わっても同じ味をしっかり保っています。しかもオーナー自身がシェフ。香港で料理を学んだ経験を活かし、全工程を丁寧に管理。どの料理も一皿一皿細心の注意を払って仕上げています。そんなトンキーのおすすめメニューを見ていきましょう。

『北京ダック』トンキー・レストランの飲茶に次ぐ看板メニューと言っても過言ではないのはこの北京ダックです。トンキー・レストランのダックは大きすぎず小さすぎず。これは最も楽しみたい皮の厚さに関係してくるからです。ちょうどいい厚さになっているサイズを選ぶことで、脂が乗りすぎないけれどもパリパリ、という食感を楽しめます。皮を包む生地にはパンダンリーフを混ぜ込んでいるので、他店にはない香りが。白ゴマの香り、付け合わせのキュウリやワケギをその生地で巻き、特製のタレで食べれば口の中いっぱいに美味が広がります。

『子豚の丸焼き』は香港スタイルで焼いた子豚の肉が中心で、皮はパリッと香ばしく仕上がっているところがポイントです。薄切りにされた肉と皮をキュウリと特製ソース、さらにマントウ（蒸しあるいは揚げたまんじゅう）と一緒に噛めば、皮はパリッという音がするほどのクリスピーさ、濃厚な味わいであっという間に食べきってしまうことは間違いありません。

『トムヤムクン』もタイ料理の定番と言えますね。キロあたり約20尾の大ぶりで新鮮なエビを使用し、キノコもたっぷり。ハーブが効いていて香りがよく、酸味と辛味、旨味のバランスが絶妙です。

『トム・カー・ガイ』はタイ料理を代表するスープです。ココナッツミルクにカー（ショウガの一種）、レモングラス、コブミカンの葉、エシャロットなどを加えて煮込み、鶏もも肉、キノコ、トマトを入れて仕上げています。タマリンドの果汁とパームシュガーで味を調え、甘酸っぱい味わいが絶妙。熱々のご飯との相性も抜群です。

『プラーガポン・サームロット』プラーガポン、すなわちスズキの仲間になるバラマンディを使った料理です。魚のサイズは1～1.3キロと、たくさんの肉がついた大きめのものを使います。このサイズですと一般的な飲食店ではキロ当たりの時価で提供しますが、トンキー・レストランは皿ごとの値段設定なので、懐を心配せずに楽しめることでしょう。サームロットとは3種類の味という意味があり、その名の通り、この料理は酸っぱさ、甘さ、塩辛さがほどよくフュージョンしています。
『ヌア・プーゴーン・パッポンガリー』日本人に大人気の中華系タイ料理のプー・パッポンガリーですが、ここトンキー・レストランはツメや脚などから取り出した厚めのカニ肉だけを使っています。肉厚なので、ほおばると口いっぱいにカニ肉が楽しめることでしょう。これを香りのいいカレー粉を使い、様々な食材で深い味わいを出しています。

『北京ダック』もトンキーの名物です。皮はパリッと香ばしく、肉はやわらかくジューシー。濃厚なソース、パパイヤで作られた自家製ピクルスが添えられています。これらの相性は抜群で、満足いただけること間違いありません。

『揚げエビのサラダ』は新鮮なブラックタイガーを衣で包んでサクサクに揚げ、レタスなどの野菜を添えた料理です。揚げたタロイモのバスケットに盛りつけているので見た目も美しく、さらに特製ドレッシングは甘酸っぱく、さわやかなのでおすすめの一品です。

『香港カイラン菜アワビシイタケのオイスターソース』はやわらかい香港カイラン菜を選び、トンキー独自の方法で調理したシイタケと大ぶりのアワビを合わせています。濃厚でコクのあるオイスターソースがよく絡んでいるので、カイラン菜特有の苦味も感じないので、カイラン菜が苦手な方でも食べやすいです。

『三仙漢方スープ』）はブタの胃袋、スペアリブ、ブタもも肉にシイタケを加え、漢方薬材とともに6時間以上煮込んだスープです。しっかりと煮込まれているので具材がやわらかく、体に染みわたるような味わいになっています。滋養に優れたおすすめの逸品です。

『甘辛チャーシュー中華麺』はトンキーで一番人気があるメニューです。自家製麺はコシがあり、風味も抜群。甘辛く煮た豚肉はやわらかく、麺との相性は最高と言えます。ほかにはカニ肉入りもあり、たっぷり大きなカニの身が贅沢です。

『点心』はトンキーを人気店に押し上げた理由のひとつでもあります。しかも、この名物点心はなんと90種類以上。さらに、お得なプロモーション中でもあります。なんと「点心食べ放題」（ドリンク飲み放題付き）がなんと268バーツ。制限時間は1時間45分とたっぷりで、平日は2部制（10:30と12:15の2回）、土日および祝日は3部制（10:00、11:45、13:30の3回）と時間にも余裕があります。この点心ブッフェにはほかのメニューも充実していて、やわらか豚肉入りあんかけ麺、海鮮焼きそば、チャーシュー入りワンタンスープ、シンガポールチキンライス、生春巻き、フィンガーサラダ、バナナのフリッターなどがあり、とにかく盛りだくさん。ほかには冷たいドリンクも店内で楽しめます。ほかにはケータリング（ビュッフェ形式、中国式円卓宴会の2種類用意）にも対応しているので、気軽に相談してみてください。デリバリーも可能で、LINE MANやGrab Foodから注文できます。まだトンキーの料理を食べたことがない方はぜひ一度お試しください。